僕がサンティアゴ巡礼を思い立ったのは2017年1月中旬頃。色々と情報収集をして、巡礼の計画を立てた。出発できるのは最速で2017年2月初旬で、3月10日くらいまでには日本に帰国しなければならなかった。巡礼はどこから始めても良いことを知ったので、僕は20日間くらいででギリギリ歩けそうなブルゴス(Burgos)という街から歩き始めることを計画した。
長期間の旅行というと、入念な準備が必要な気がするが、そこまで時間がなかった。しかし、とりあえず必要なものは頭の中で整理できていた。
- 装備
- お金
- 航空券
- 巡礼者用パスポート
- 地図
この内、装備は普段使っていた登山用の装備で代用。またスペイン巡礼にかかるお金は安価で済むということだったので、とりあえず500€分両替し、残り500€分くらいは海外でも使えるデビットカードに入れておいた。
問題は後者の三つにあった。
航空券
ヨーロッパへの航空券代は学生にとっては馬鹿にならない。航空券は往復で買ったほうが安いのでそうしたいが、巡礼という旅の性質上、進み具合によっては、帰る時期がずれる可能性がある。仕方なく僕は、片道航空券を買うことにした。
尚、あとで知ったのだが、片道の航空券というのはリスキーなものらしい。帰る時期が未定の場合、入国できない可能性があるというのを、行きのチェックイン時、成田空港で知った(笑)。成田空港で、入国できなくても構いません、というような誓約書を書かされた。ただ、実際に入国できたし、特に何もいわれなかったので、気にしなくても大丈夫かも。
僕はスタート地点のブルゴスへはバスが出ていてアクセスが良かった、スペインの中心に位置するマドリード行きの片道チケットを購入した。幸い、大学生で平日を選択でき、閑散期であったのが幸いして、航空券はアエロフロート成田発の便で、37000円という破格であった。
巡礼者用パスポート
これが一番未知だった。日本でも申請可能だったが、僕の場合は、企画を始めたのが出発の1ヶ月前を切っていたので、現地で申請することにした。
このクレデンシャルは主要な土地であればどこでも発行できるようだった。マドリードにも巡礼者向けのオフィスがあるようだったので、そこで発行すればいいやー、という結論に至った。
巡礼路の地図
巡礼路の地図は、日本語のものはなさそうだった。インターネットでおすすめされていた地図は下記であるが、当時入手不可能だったので、同じ著者が書いている別の安いポケット地図を購入した。
▼おすすめされていた巡礼の地図 他の国の人も持っている人がいた
▼僕はこの地図を使っていた。この地図は、道の途中どこかで失くした(笑)
Camino Guides De Santiago Maps 2017: St. Jean Pied De Port--Santiago De Compostela
- 作者: John Brierley
- 出版社/メーカー: Findhorn Pr
- 発売日: 2017/02/14
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログを見る
▼実際、上の地図は簡略すぎたので、kindleで下の地図を購入し使用していた。
- 作者: Anna Dintaman,David Landis
- 出版社/メーカー: Village to Village Press, LLC
- 発売日: 2017/04/05
- メディア: Kindle版
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豆知識が色々書いてあるので、アルベルゲで暇な時間に読んでいて飽きなかった。
とまあこんな感じで、準備の段階でとても適当だった自分。これでも意外と何とかなったので、きっと巡礼は誰でも出来るのだと思う。
というわけで、次は出発編。乞うご期待。