2/16 León観光
いつものように巡礼者は、朝6時くらいに起きて、出発の準備を始める。
昨日いっしょにビールを飲んだアダム、ほかの多国籍ファミリーと朝食をとる。今日はどこまで行く予定だとか、どこのアルベルゲがいいだとか話しながら、アルベルゲの朝食を食べた。今日は、一日Leónでめいいっぱいゆっくりする予定だ。みんなとまた何処かで会おうと約束した。
アルベルゲを出て、昨日疲れて出来なかった町の散策をした。7時半くらいに歩き始めたが、相変わらず辺りは暗いし、まだ店は空いていない。24時間やっている店は、スペインでは殆ど見たことがない。多分ヨーロッパではそれが普通だ。
アルベルゲのすぐそばの、San Marcelo広場は、閑散としていた。
日の出前、街はまだ眠っている。
広場のすぐそばに、Gaudíの建てたCasa Botines。
まだみんな眠っている。
その後、巡礼路に沿って2周くらい歩いた。
足は痛かったが、少しくらいなら大丈夫だろう。
巡礼路には多くの歴史的建造物がひしめいている。
レオンの大聖堂
サンイシドロ教会
他にも、歩いているといろんなものが目にとまる
柔道?
ぶらぶらしているうちに、やっと日が昇ってきた。
これは昔巡礼者向けの宿泊施設だったらしい。とても立派。ちなみに今は、高級ホテルになっている。確か、巡礼映画「The Way」で一行はここに泊まっていた気がする。
余談だが、The Wayは巡礼に行く人は、計画前に観ることをオススメする。ストーリーの半分はブルゴスより手前の話だ。実際の巡礼路と異なるところも多いようだが。筆者はもう一度巡礼が出来るのであれば、映画や他の巡礼者が行っているように、St Jean Pied-de-port から歩きたいと思う。
高級ホテルの先にある橋を渡ったら、Leónの町はおわりである。
一通り歩き回ったあと、薬局で足に塗る薬と、膝のサポーターを購入した。
お昼ごはんはハンバーガー。8€くらいだった気がする。大きい街に来ると不思議とこういうファストフードを食べてしまう。
13時くらいにホテルが開いた後、重たい荷物を置いて、カメラを持って街の中をさらに散策することにした。
Catedral de León
せっかく巡礼に来たんだから、古い教会に入らないわけにはいかない。
というわけで、またやってきた。
中に入ると一面のステンドグラスに言葉を失った。
この大聖堂のすばらしさが写真で伝わるかどうかはわからないが、差し込む光がとても幻想的な空間を作り上げていた。
León街角スナップ
薬のお蔭か、荷物を持っていないお蔭か、足の調子が回復したので、街角でスナップをパシャパシャと撮った。
サンイシドロ教会
サンイシドロ教会
先ほどの高級ホテルの前で休む巡礼者
大聖堂の前にあるモニュメント
街の中心部に入るところは、このように城壁で囲まれている。
パステルカラーがとても印象的だ。
先ほどの橋のところから南下してくると、草で日付が書いてある。ちなみに、翌朝手作業で清掃員みたいな人が日付を変えているところを目撃した。
だらだらと歩いていると、一日が終わった。
スペインで24時間営業しているお店を始めて見つけた。
アパートメントホテルの様子
アルベルゲは基本的に連泊できない。怪我や病気などの特別な場合以外は、次の街のアルベルゲに泊まる必要がある。(ただし、私営のアルベルゲはそうでもないらしい。僕の巡礼は冬だったので公営のもの以外閉まっていることが多かったが。)
スペイン語での交渉力はないので、近くのアパートメントホテル、Pensión Blanca B&Bというところに泊まった。
確か50€しない位の値段だったと思う。
アパートメントホテルにはキッチンがあり、加えて個室だったのでとてもリラックスすることができた。管理人の方が凄くやさしくフレンドリーな女性だったので、色々観光スポットなどを教わった。
朝ごはん着きだったので、巡礼者の僕にはとても嬉しかった。
この旅初の自炊。いいところに泊まったので、ご飯はスーパーで適当に買って作った。
ちなみに、LeónはとてもTapasで有名だ。スペインのバルにいくと、よくある小さいアペタイザーである。とてもおいしいタパスが安い値段で食べられるらしいので、時間があったら是非行ってみて欲しい。
正直Leónは居心地がよすぎて、いくらでもとどまっていたかったが、足も回復してきたし、明日は早くから歩くことにした。
足のマッサージをして、眠りについた。