2/15(水) Reliegos - León 25.2 km
この日は念願のLeónに向けて朝は7時過ぎくらいに歩き出した。
BurgosからLeónの間はMesetaというなにも無い大地が広がっている。
巡礼路には小さい街が点在しているが、街以外のところは何も無い。
何も無いだけに景色はとてもきれい。
後方を振り返ると、昨晩泊まったReliegosが見えた。
足の痛みは、昨日塗り薬をもらったおかげで、少しよくなっていたが、完治したというわけではなかった。
しかし、体は浮き立っていた。なにより、はやくLeónまで行きたかった。
小さな町を抜け、痛む足をいたわりながら徐々に進む。
12時くらいに小さい街で小休止したあとは、何も考えずに歩いた。
その後、景色が開け、Leónの街が現れた。
青い歩道橋を上ると、Leónの街が一望できた。この景色にはかなり感動したのだが、生憎写真は撮っていなかった・・・。
Estas en León!!
やっと着いた・・・。にしても、この黄色い壁、何で出来てるんだろう・・・。
少し歩くと、巡礼者を手招きする人がいた。行ってみると、観光案内所があって、スタンプを押してくれた。
色々観光場所を教えてくれた。
街に入ったところでKFCがあって、誘惑に負けた・・・(笑)
久しぶりのファストフードは美味かった。
その後、アルベルゲに16時くらいに到着し、昨日会ったアダムやニコリン、また二日前にあったイギリス人のベンや、韓国人の二人、スペイン人のビンセントもいた。彼らはアルベルゲのキッチンで何か作って、ワイワイやっていた。
僕は、アダムと夜ご飯を食べに行き、世間話や巡礼の話、アダムの仕事の話などをした。気分がよかったので、二人でビールを買って、アルベルゲの外の広場みたいなところで飲んだ。
ほんとうにこのノマドみたいな生活、すばらしい。色々な人に会え、毎日がエキサイティングな巡礼。
しかし、悪化する足の痛み。僕の足は200km以上を5日で踏破していた。平坦な道とはいえ、さすがにアホだったと思う。
Leónはとても大きな町で、ゴシック様式の荘厳なレオン大聖堂がある。
足の状況もあったし、何よりLeónを観光したかった。
基本的に、同じアルベルゲに連泊するということは禁止である。そのため、巡礼者は基本的には次の町に進む。しかし、Leónほどの街になれば、安いアパートメントホテルなどが沢山ある。僕はアルベルゲで20€位のアパートメントホテルを予約して、そこに泊まることにした。
※アパートメントホテル:共用のキッチン、ダイニングがついたアパートメントをホテルにしたやつ。スペインでは結構メジャーで、大きい街ならどこにでもある。そして安い。
明日は一日、Leónでゆっくりして、疲れを癒せるだけ癒そう。
そういう心持ちで、一日は終わっていった。