La Vida de Viaje

旅行や登山の記録

【サンティアゴ巡礼】冬季巡礼中の生活環境


冬のサンティアゴ巡礼は夏と違った楽しみがある。冬季巡礼でのあるあるや、ちょっとしたコラムをまとめてみたい。

 

1.人が少ない

冬季中は人がとても少ない。夏であれば満室になるアルベルゲも、いっぱいになることはない。

下手をするとたまに一人で宿泊する、というようなことも起こる。

特に小さい街にある私営のアルベルゲに宿泊すると一人になる確率が高い。

夏よりも人が少ないので、シャワーが埋まっていて使えなかったり、キッチンが埋まって使えなかったりというような心配は余りない。

ベッドも余っていることが多く、二段ベッド一つを独占することも多かった。

また、街自体にも人が少ない事が多い。アルベルゲの営業期間外には人がおらず、殆どの建物が閉まっていてさながらシャッター街のようである。

 

2.アルベルゲが空いていない

冬季に悩ましいのは、アルベルゲが閉まっていることが多々あることである。

冬季は営業していないアルベルゲはかなり多い。

ただ、冬季巡礼者にはありがたい、どこのアルベルゲが現在空いているかわかるサイトがある。

http://www.aprinca.com/alberguesinvierno/

ここにはリアルタイムで3月までのアルベルゲの営業状況が書いてある。スペイン語であるが、これを利用して巡礼の予定を立てれば、間違えることはほぼない。

 

3.雪の場合は迂回が必要になることもある。

冬季の一番寒い時期は、標高の高い地域では雪が降ることがある。

雪が降ってしまうと思わぬ足止めとなるかもしれないため、注意が必要だ。

注意すべき区間は下記3つ。

1.St. Jean Pied-de-PortからRoncesvalles(ナポレオンルート)

2.Foncebadón

3.O Cebreiro 

なお、筆者が行った2月中、雪で通行が困難ということはなかった。心配しすぎることはない。

1のルートに関しては、冬季は通行止めになっていることが多いようだが、気にせずに通行したという人が周りに2-3人いた。相当危険であるが、自己責任で通行は可能なようだ。

 

まとめ

私は夏季に巡礼をしたことがないので、ここでの比較はあくまでも伝聞ベースだが、冬が夏に比べて閑散期であることは事実である。そこで会う人達とは、仲も深まりやすい。冬季に巡礼をするかたは、是非この醍醐味を味わってほしいと思う。