2/21(火) Ponferrada - Villafranca del Bierzo
この日は24kmしかない予定だったが、7時過ぎにアルベルゲを出発した。
やっぱりあさやけは何処でも綺麗だからである。
城と教会と川を越え、公園に沿って歩いていった。
坂をのぼり公園を出ると、ポンフェラーダの町と朝焼けが見えた。
その後は高級住宅地のようなところを歩いていく。
市街地のほうに変な建物があった。
この地域、とても所得が高そうだ・・・。
ちょっと歩くと、やっと太陽が出てきた。
5kmくらい歩いたところで、昨日の宿で一緒だったデンマークのケントがやってきた。ケントは夏に工場などで働いてお金を貯め、お金がたまったら世界を旅しているらしい。
アジアにも来た事があるみたいだが、日本はまだのようだった。
アジアを旅すると結構いろいろなところで日本人にあうようで、仲のいい友達が何人かいるといっていた。
こういう旅をする人生も楽しそうだな。
その後、2~3キロ一緒に歩いた後、ケントは少し休んでちょっと物書きをする、といって立ち止まった。僕はそのまま一人で歩き続けた。
15kmくらいポンフェラーダから歩いたところで、Cacabelosという町についた。ワイナリーがいたるところにあった。
結局この日は休憩なしでずっと歩いていて、さすがに腹が減ったのでこの町のカフェで腹ごしらえをした。
カフェを出て少し進むとエジプトっぽい装飾があった。
Cacabelosには沢山ワイナリーがあったのだが、ワインの葡萄を栽培している地帯をその後は歩いた。
残念ながら、実どこか葉も生っていない。
何でスペインではこんなに綺麗に飛行機雲が出るのだろう。
毎日綺麗な飛行機雲が見れたのは、気候の関係からなんだろうか。
14時前くらいにはヴィジャフランカ・デル・ビエルソ(Villafranca del Bierzo)に到着した。
公営のアルベルゲがあいているという情報だったのだが、しまっていた。
先のアルベルゲでたびたび一緒になっている韓国人のフアンが、スペイン語で電話して聞いてくれたのだが、生憎閉まっていた。
しかし、近くに私営のアルベルゲがあいているということで、そこに泊まった。
10€で、シャワーはそれなりに良いシャワーだった。また、ピルグリム向けの朝食、夕食もついていた。
日本人巡礼者との遭遇
アルベルゲについたあと、少し町を歩き回った。
この町にも城があった。後からやってきたケントと一緒に中に入れる場所を探したが、あいていないようだったので諦めた。
アルベルゲと城は町の高いところにあった。坂を下ると、町の広場があり、そこにスーパーやバーがあった。
近くのバーでタパスを堪能した。3€くらいだった。疲れた後はやっぱビールがウマい。
その後、アルベルゲに戻るとこの巡礼の旅でほとんど初めて日本人の人とお会いした。
彼、フジタ君は関西の大学の3回生だった。自転車でなんとフランスのパリから巡礼をしていた。
自転車勢には余り冬は会うことはない。というのも、ピレネーが凍って通れなくなったり、他の山道で雪が積もったりするからである。
とはいえ、自転車だと1日100km弱進むことが出来る。
彼は明日この山を超え、明後日ルーゴという巡礼路外の町に立ち寄ったあと、明々後日に巡礼を終えるといっていた。
自転車だと格が違う。
この後アルベルゲにやってきたイギリス人のジェームズ、またケントも加えて、写真を撮った。
昨日同じアルベルゲに宿泊した人たちは大体皆同じアルベルゲに泊まったので、会話をし、親睦を深めた。
また、以前ビールをレオンで一緒に飲み交わしたアダムとも再会。ワインを飲みながら談笑した。
これでやっと、レオンでの遅れを取り戻すことができた。
明日からは最後の山登り。そして、ガリシア地方に突入である。過酷な日程になる予定だったので、ぐっすりと夜は眠った。