La Vida de Viaje

旅行や登山の記録

【サンティアゴ巡礼0日目】Madrid~Burgos ブルゴス観光


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2月10日。早朝4時半に飛び起きてホテルをチェックアウトし、巡礼のスタート地点、ブルゴスへ向かう。

スペインの気候は、日本と同じくらいの寒さである。冬はコート必須。震えながらエアポート行きのバスを待つ。空港行きのバスは朝でも20~30分に一本は出ているようだった。

空港にはかなり余裕を持ってついたが、どこでバスに乗ればいいのか、わかりにくかった。同じようなバックパックを持ったヤツがバスの前で待っていたので、きっとここだろうと思って待っていたらバスがきた。

そこから2時間バスに揺られ、100km位北にあるブルゴスへ向かった。

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8時位、バスの中で朝日を見た。やっぱりスペインの朝は遅い。バスはALSAという会社のバスで、スペインでは中々有名のようだった。安いけどなかなか快適なバスの旅だった。

店が空いているかわからない問題

Burgosは結構大きい街である。巡礼路、スペイン人の道(Camino Frances)の途中にある街の中では、かなり大きい部類に入ると思う。巡礼路を全て歩いてきた人たちには、Burgosは久しぶりの都会である。

僕にとってBurgosはスタート地点だったので、むしろ田舎に来たな、というイメージだった。朝9時位に到着したが、結構お店が空いていない。歩き回って色々探したが、殆どのお店が閉まっているように見えた。

しかし、こういうとき実は閉まっているようにみえても実は開いているお店が多い。これは巡礼を始めて少し気づいたことだが、店内がとても暗くても、ドアがあいていれば、大抵店は開いている。客を集める気がないんだろうか(笑)

そんなことはこの時点で知らなかった僕は、腹ペコ状態を我慢して、とりあえず市内を観光することにした。

ブルゴスの大聖堂

ブルゴスで一番目につくもの、それはブルゴスの大聖堂(Catedral de Burgos)だと思う。

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Arlanzonという名前の川にかかる橋から、大聖堂の先っちょが見えて、少し高まる。

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門を超えると

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おおお!ブルゴスの大聖堂が現れる。

この大聖堂は世界遺産に登録されているみたいだ。7,5€で中に入れるが、ピルグリム割というのもあって、巡礼者はクレデンシャルを見せると3,5€で入場可能。

しかし、この時僕はまだクレデンシャルを持っていなかったので、7,5€を支払って入場した。

大聖堂の中はかなり広く、見ごたえがあった。バックパックと一緒にカメラを入り口のロッカーに入れてしまったため、写真が余り撮れなかった。

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思ったよりも中は広かった。

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天気は悪かったが、この大聖堂の圧倒的な存在感は素晴らしい。

お城から市内一望

朝早くにブルゴスについた僕は暇をもてあましていた。まだクレデンシャルをゲットしていなかったので、巡礼を始めることはできなかった。とりあえず何かして暇をつぶすことにした。ブルゴスには、丘の上に城があり、街を一望できるようなので、行ってみることに。

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建物がなかなかオシャレ。この坂の上に丘があって、500メートルくらい歩くと、見晴らしのいい所に抜けた。

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この景色!さっきまで中にいた大聖堂を見下ろす。

この背後には城があった。

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こういう城壁を見ると、やっぱヨーロッパは違うな。と思う。昔はどんな姿をしていたんだろうか。

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さっき展望台から見下ろしていたところには、方角と都市が刻んであった。そこには、札幌の文字。何で東京じゃないんだろう・・・と突っ込みたくなった。(笑)

14660kmか・・・。遠くまで来たんだなあと、しみじみ思った。

アルベルゲでクレデンシャルを発行

巡礼者の宿泊施設である「アルベルゲ(Arbergue)」へ向かった。一つの街に大体一つの公営アルベルゲがあり、巡礼者はクレデンシャルを持っていれば大体5~6€で泊まることが出来る。私営のものもあるが、値段はちょっとお高め。

大聖堂の人に訪ねた所、ブルゴスの公営のアルベルゲでは、どうやらクレデンシャルを発行しているようだった。昨日マドリードでは発行できなかったので、今日こそは、という思いでアルベルゲに向かう。

しかし、またしても早く来すぎてしまった。(笑)アルベルゲはまだ空いていなかった。この時まで知らなかったが、アルベルゲは大体14時から営業しているみたいだった。時刻は13時30分・・・。微妙である。

ちょっとまっていると、おっちゃんらしき人がアルベルゲから出てきた。何やら僕に向かって手招きをしている。お、これは来いということか。

おっちゃんは、ちょっと早いけどもうアルベルゲ入っていいよ、とスペイン語で言ってくれた。最初何を言ってるのかよくわからなかったが、どうやらそういうことみたいだ。

クレデンシャルを持っていないことを説明すると、ちょっと怪訝そうな顔をしていたが、その後すぐに発行してくれた。クレデンシャル自体の発行料は、10€くらい。合わせて宿泊費も支払って、この日はここに泊まることにした。

アルベルゲの様子

アルベルゲはユースホステルみたいなところで、二段ベッドが沢山置いてあり、大人数が一度に泊まれるようになっている。夏季のシーズン中はベッドがいっぱいになって宿泊できなくなるらしいが、オフシーズンはガラガラであった。

アルベルゲにはキッチンや電子レンジなどが付いていることが多い。しかし、ブルゴスのアルベルゲはとても微妙だった。キッチンがなく食器や調理器具はもちろんない。またwifiもなかった。あとから考えると、ここのアルベルゲはとても不便だったと思う。

 

アルベルゲで、韓国人の親子と会った。娘の方は僕と同い年くらいで、びっくりするくらい日本語がペラペラだった。その日は、その親子と街を回ったり、ご飯を食べたりして過ごした。写真を全然撮っていなかったことが、とても悔やまれる。

そんなこんなで、明日から僕の巡礼が始まる。ウキウキの中、21時位には床についた。